人斬り(1969)
監督:五社英雄 出演:勝新太郎、仲代達也、石原裕次郎
<映画紹介>
尊皇攘夷の風吹き荒れる京都の街で、「人斬り」と呼ばれ恐れられていた男がいた。自らが仕える土佐勤皇党の首領武市半平太と時代に翻弄されながら幕末を激しく生きた岡田以蔵の生涯を、勝新太郎が人間くさく演じた作品。随所で見られる殺気あふれる立ち廻り、豪華なキャスティングにも注目。
<感想>
まず、目を惹かれるのはキャストの豪華さ。勝新太郎、仲代達也、坂本龍馬役では石原裕次郎、ライバルの人斬り、田中半兵衛役で三島由紀夫が出演しています。仲代達也が武市半平太を冷酷な策士として徹底的に演じきっており、暗殺者としての以蔵の盲目的な献身ぶりが目立ちます。そのため、最終的に半平太に裏切られる悲しさや無念さが深いものになっています。