座頭市物語(1962)
監督:三隅賢時次 出演:勝新太郎、天地茂
<映画紹介>
かつての知己である飯岡一家の親分に世話になることになった市。敵対する笹川一家には、凄腕の浪人、平手造酒が用心棒として雇われていた。二人は釣り場で知り合い、お互いを認め合う中となるが、やがて抗争が起こり、お互いの意志に反して剣を交えることとなる。
<感想>
この映画では、後のシリーズ作品に見られるようなコミカルな要素はまったく見られません。盲目のコンプレックスを隠そうとしない、ややひねくれた座頭市が描かれています。
DVDには、当時の予告編が収録されているのですが、その宣伝コピーが結構強烈で、
「不気味な迫力が時代劇の壁に挑む。」 となっています。
まさに、そういう意気込みでつくられたのでしょう。モノクロの画面に映る坊主頭で盲目の渡世人、座頭市の姿は、ちょっとおどろおどろしく、けっして親しみやすいキャラクターとはいえません。しかし、シリーズ作品の見せ場となっていく居合い切りの殺陣は凄いものがあります。この後25作品続く、勝新太郎座頭市シリーズのルーツを確認してみてはいかがでしょうか。
